●TRPGとは何ぞや?4〜8名程度のプレーヤーが集まり、会話で自分のキャラクターを操作し、架空の状況を楽しむゲームです。 |
●ジャンクヘッド(以下JH)について「JH」は近未来サイバーパンクの世界(※1)でB級映画的なノリを楽しんでもらいたいと思い作成しました。プレーヤーが扱うキャラクター達は2150年代の荒廃した地球で「ハンター」と呼ばれる賞金稼ぎになって 世界の覇権を争う様々な組織の間を暗躍します。 戦闘バイク〜戦車まで様々なメカニックを利用したり、サイバー化と呼ばれる人体強化手術を施して、 ガンアクションやコミュニケーションを中心に、コンピュータネットワークを駆使した情報戦、人工知能に操られる 暴走ロボットや凶暴なミュータントとの戦闘など、ガジェット(小道具)の多いごった煮世界を満喫できます! (※1)サイバーパンクと呼ばれるSFの1ジャンル。 「荒廃した未来世界」の共通イメージを持っている。 ・戦争や天変地異によって大半の文明が崩壊 ・生き残った一部の人間達で未来都市国家を建設し、立て篭もるような生活 ・崩壊した外の世界では凶暴な生物や暴走した自動兵器や盗賊集団がうろついている無法地帯になっている 参考映画 「ネメシス」「エスケープフロムNY」「マッドマックス2」「マトリクス」「未来世紀ブラジル」「ブレードランナー」 漫画 「アップルシード」「ドミニオン(C1編含む)」「甲殻機動隊」 |
↑オリジナルTRPGの「ジャンクヘッドTRPGシステム」です。左がルール、右がデータブックで2冊で1セットです。 |
●基本設定〜2020年代:変化の時代・世界規模の天変地異と世界大戦により各国家が衰弱化。各国には巨大な世界統合企業群が台頭。 ・各企業群は、自衛と称し、最新鋭の装備で武装した独自の軍事力を保有化。 ・企業主導のもと、高性能AIに管理された理想都市「メガシティ」が世界各地に建設され、国家は権威を完全に失う。 〜2080年代:覇権戦争の時代 ・開発の名の元に地球環境の汚染が進み、企業同士の勢力争いが表面化すると各地で紛争が再発。 ・更なる資源を求め開発の手が月面にまで及び権利問題が拡大、軌道戦争に発展。 〜2100年代:人類の夜明け ・企業間抗争の沈静化。勝ち残った「竜創院」「オムニカ」「アストラダイン」「グリフィス」「魔天」ビッグ5と呼ばれる 超巨大企業による、地球-月軌道圏復興共同開発組織「ワイズ・グループ」が結成。 ・ビッグ5の中枢機構が月面に移転。本格的な再編成が開始。 ・地球-月軌道圏の広がり続けるネットワークを管理するために、自己判断能力を持つ統合高性能AI「ワイズ」を導入。 これにより、人々の生活、都市機能がAIにより完全管理されるようになった。 ・地球再生計画(フェニックス・プロジェクト)始動 〜2120年代:人類の黄昏 ・新体制の元、軌道圏の復興が進む。新ネットワークシステムの普及、サイバネティクス技術の向上や、月面遺跡から 発見された惑星外技術郡E.T(エクストラ・テクノロジー)の発表。人類文明の新たな発展。 ・「物資搬入用の巨大軌道エレベーター:ユグドラシル」旧ニュージーランド島に完成。を受けて地球再生計画の第二段階へ。 「海流調整用の巨大環境装置:回龍(カイロン)システム」がオセアニア近海に設置。 「緑地再生計画機関:パイオニア」のバイオプラント植林計画が南米で開始。 「統合気象管理システム:ザレム、同:イエール」試運転開始 〜2120年代末 未明:世界の崩壊 ・統合高性能AI「ワイズ」の突然の暴走。「死の7時間」 一瞬にして地上の軍事拠点、主要都市の機能が失われた。これに対し、各企業は宇宙艦隊を組織し、討伐艦隊を派兵したが、多くの軍事衛星を従える宇宙要塞の攻略は苛烈を極め、多くの犠牲がでたといわれる。 ・「ミレニアム・トーキョー」「テキサナ」「サン=アンジェルス」「ネオ・グラード」「ニューロピア」 「中華人民共同体」等の主要メガシティーが壊滅的打撃を受け、活動規模が大きく縮小。 ・企業軍が「統合高性能AI「ワイズ」を破壊(沈黙)させた」との噂が広まるも、公式発表は無いまま各地でのAIの暴走が沈静化。 ・「オムニカ」企業体解体を発表。同時に「ワイズ・グループ」の解散。 〜2130年代:復興の兆し ・地球-月軌道圏での交通、通信網に甚大な被害。不安材料を抱えるAI都市管理システムに依存する形で 各メガシティの自治が再開。 ・民間での物資輸送の護衛を行っていた傭兵団や義勇兵が結託。総合輸送組織「ギルド」を結成。 ・各メガシティで自然発生的に「ハンター制度」が生まれる。 ・北米メガシティ「ネオアップル」との音信が不通に。北米メガシティー郡の壊滅。 〜2140年代:暗黒時代 ・「海流調整用の巨大環境装置:回龍」暴走化が発覚するも近隣施設の要塞化を確認。 その後5度にわたる奪還作戦はすべて失敗。同時期にオーストラリア近辺に謎の軍事組織「ラグナロック」が発生。 オセアニア近辺で大規模な侵略戦争が発生し、近隣メガシティ「セブンスヘブン」が壊滅。企業軍との全面戦争が勃発。 敵の兵站線である軌道エレベーター「ユグドラシル破壊作戦」を受けて「ラグナロック」の侵攻が停滞、また 本作戦で企業軍は事実上壊滅。解体、再編成され傭兵隊を中心に戦線が維持される。 オセアニア近辺の戦況が膠着。 ・月面企業群の地球からの完全撤退。 ・北米メガシティ「ネオ・アップル」が突如、新人類都市宣言。「サンクチュアリ」へ改名。(俗称:デス・アップル/デス・シティ) 地球環境の管理代行人を名乗り北米の不可侵聖域宣言を発令。同時に、北米に残っている人類に対し「人間狩り」を敢行。 生存者の報告によると「新人類」を名乗る機械人間達による社会が成立しているらしい。 ・南米で加藤度していた「緑地再生計画機関:パイオニア」との連絡が途絶。 各地の研究機関が中心になり調査団体「パイオニアU」を結成し南米バイオプラント施設へ派遣。 ・パイオニアUからの中間報告。未知の凶暴生物との遭遇と謎の巨大地下施設の発見。パイオニアTとは依然音信不通。 〜現在(2150年代):混迷の時代 …地球は混沌としている。「死の7時間」で行われた世界規模の軍事行動は今のなお深刻な爪あとを残している。 軌道レーザー攻撃によって、情報網と交通網は分断されたままで、復興のめどは立っていない。 「ワイズ」に汚染された世界各地の無人工場からは、今でも自動戦闘ロボットが生産され続けていると言われる。 辺虚では企業の反体制力によるゲリラ活動やテロリズムが横行し、治安や流通を脅かしている。 オセアニアでの謎の軍事組織との戦闘は依然継続しており、北米では新人類を名乗る者達の専横が、南米では未知の 凶暴生物の報告が…世界各地生態系を変えるような異変が進行している。 メガシティの支配する「企業」は規模が縮小し、多くの物資や優秀な人材の確保に躍起になっている。 裏社会の犯罪組織は結託し、世界規模の「マフィア」グループとして勢力を伸ばしつつある。 「研究機関」は独立化し、未知の生物の研究や、エクストラテクノロジーの回収に力を注いでいる。 「軍隊」は傭兵会社を設立し、オセアニアで熾烈な戦いに身を投じている。 辺境の流通は「ギルド」の武装した輸送団が今なお支えている。 激動する時代の中で、各組織は柔軟な行動力を持った「賞金稼ぎ」を再評価しはじめる。 ・2150年代 「ハンター制度」の定着化。 キーワード:戦後の混沌。 物資・情報・人の流通。 (記述00.08.08 編竄05.10.04) |